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小児歯科の「行動調整法」ってなに?TEACCH法について

皆さんこんにちは。

くりさき歯科・こども歯科です。

当院の小児歯科では、歯科治療を苦手とされているお子さまに対してTEACCH法やカウント法など「行動調整法」を実施しております。

ただ、行動調整法といわれても、それがどんなものなのかイメージできる人も少ないですよね。

実際、親御さまにも質問されることがあります。

そこで今回は、当院の小児歯科で行っている行動療法のひとつ「TEACCH法」(TEACCHプログラム)について詳しく解説します。

 

行動調整法は歯科治療を上手に受けるための訓練

行動調整法とは、簡単にいうと歯科治療を上手に受けるための訓練です。

歯科医院という場所に慣れていなかったり、お口の中に触られることが極端に怖かったりするなど、歯科治療を拒否してしまうお子さまは少なくありません。

そんな時にちょっとした訓練を取り入れることで、歯科治療を上手に受けられるようになります。

それが行動調整法です。

 

TEACCH法について|行動調整法の具体的な訓練内容

行動調整法の代表といえば「TEACCH法」です。

TEACCH法(ティーチ法)とは

Treatment and Education of Autistic and related Communication-Handicapped Children」の略称です。

TEACCHプログラムとも呼び、自閉症やコミュニケーションにハンディキャップがある子供たちのための、治療と教育のことを指します。

 

なぜTEACCH法が必要なの?

歯科診療で使用する器具というのは、お子さまにとってどれも見慣れないものであり、恐怖の対象となってしまいます。

そこで一つひとつの器具の役割を説明したり、実際に手で触らせたりして慣れ親しんでもらいます。

自閉症の方は、物の見え方やとらえ方が人とは異なる個性を持っている傾向があるため、治療ではどのように使うのかもていねいに説明することで、恐怖や不安を感じないようにします。

歯科治療で使用する器具というのは、金属色で鋭利なものが多く、大人でも不安に感じることがありますよね。

それらが何に使われるのか、また、なぜ使う必要があるのかを理解することで、歯科治療に対する漠然とした恐怖心は和らいでいきます

 

物事を構造化をすることで安心を感じてもらうことが大切

行動調整法の手段のひとつ「TEACCH法」では、お子様に安心感を感じてもらうことが大切です。
そのため、不安に思う要素をなくすために、物事を構造化していきます。
構造化には物理的構造化と、視覚的構造化があり、歯医者で何が起こるのかを明確にしていきます。
 
訓練をを通じて不安を回避してあげることができれば、だんだんと歯科治療を上手に受けられるようになり、大人になってからも通院することができるでしょう。

当院で取り組んでいる行動調整法には、TEACCH法のほかに、カウント法やモデリング法などもありますが、それらはまた別の機会にご説明いたします。

カウント法についてはこちらでもご紹介していますので、参考にしてください。

 

まとめ

このように行動調整法というのは、歯科治療を苦手とされているお子さまに対して行うトレーニングです。

上述したように「TEACCH法」というのが代表的な方法のひとつですが、お子さまにとってはそれほど負担の大きいトレーニングではありませんよね。

そうして自然な形で歯科治療に慣れ親しむことで、診療への恐怖心や不安感が取り除かれていきます。

歯科治療を上手に受けられなくて困っているという親御さまは、ぜひ一度当院までお越しください。

いつでもお待ちしております。

 

くりさき歯科・こども歯科

医院名 くりさき歯科・こども歯科
院長 栗崎 新也
住所 〒455-0843
愛知県名古屋市港区錦町2-20
電話番号 052-381-5975
URL https://www.kurisaki-dental.jp/
診療内容 一般歯科・小児歯科、マウスピース型矯正、障がい者歯科、口腔外科、歯科訪問診療・摂食嚥下リハビリテーション、予防歯科など
概要 「徹底した衛生管理、最期まで美味しく安全に食事サポート、お子様が安心できる名古屋市港区、稲永駅徒歩5分の歯科・歯医者【くりさき歯科・こども歯科】地域のかかりつけ医として、地域に密着した唯一無二の歯科医療を行ってまいります。