管理栄養士がいる歯医者さん。栄養ケアステーション「ごはんのおとも」について
こんにちは。
名古屋市港区の「くりさき歯科・こども歯科」です。
当院には、栄養に関する専門家である管理栄養士が在籍しております。
「歯科医院に管理栄養士?」と思われるかもしれませんが、食生活とお口の健康には深い関りがあります。
歯科医院は「むし歯を治療する」「むし歯を予防する」だけではなく、「おいしく食べてお口の健康を維持する」役割を担っていると考えています。
患者さまの「食べる」をサポートするための、当院の取り組みについてご紹介します。
当院は2020年6月から「認定栄養ケア・ステーション ごはんのおとも」を開設しました。
栄養ケア・ステーションとは、栄養士が在籍し、地域の皆様の栄養ケアの支援・指導を行う拠点として、日本栄養士会から認定された施設です。
お子様からシニアの方まで、ライフステージに合わせた食生活へのアドバイスと、情報提供を行います。
当院の「認定栄養ケア・ステーション ごはんのおとも」では、定期的に離乳食教室を開催しています。
「せっかく作った離乳食を食べてくれない」
「栄養が偏っていないか心配」
保護者の方の、離乳食に関する悩みは多いものです。
育児本に従って、月齢に合わせた離乳食を用意しても上手に食べることができない時は、調理方法や食べさせ方が、お口の成長に合っていないのかもしれません。
お口の成長は、一人ひとり違うもの。
月齢ではなく、お口の成長具合を見極めた栄養指導ができるのは、歯科医院ならではと好評を頂いております。
離乳食教室では、歯科医院だからできる口腔筋肉のトレーニングも行っております。
栄養を吸収しやすくするためには、口腔筋肉を鍛えて、口の中でしっかりとすり潰すことが大切です。
お口の健康を保つためには、歯磨きなどのケアはもちろんですが、食事の摂り方も重要です。
お子様の場合は、一度に食べられる量が少ないので、3回の食事だけでなくおやつをうまく利用して効率よく栄養を摂るようにしましょう。
歯を強くする食材や、おやつの摂り方など、丈夫な歯と健康な身体を作るためのポイントをご紹介します。
お子様だけでなく、加齢や病気、または障害によって、「食べにくい」「食べづらい」状態の方にも、おいしく楽しく食べられる食事をご提案しながら、お口の健康をサポートします。
当院の「認定栄養ケア・ステーション ごはんのおとも」での取り組みをご紹介しました。
歯科医院の視点で、ご家族全員の食生活をサポートしたいと考えております。食に関するお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。
歯科医院主催の離乳食教室のメリットは?赤ちゃんの成長に合わせた相談ができます
名古屋市港区のくりさき歯科・こども歯科です。
はじめて育児をする方には、離乳食はハードルの高い経験のひとつかもしれません。
当院は、認定栄養ケア・ステーションとして、定期的に「離乳食教室」を開催しています。
離乳食教室では、お母さまたちに実際に体験していただきながら、離乳食のポイントをわかりやすく指導しています。
認定栄養ケアステーションのこと、赤ちゃん一人ひとりに合わせた離乳食の進め方や、おすすめの食器の選び方、当院の離乳食教室のことなどをご紹介します。
認定栄養ケア・ステーションとは?
認定栄養ケア・ステーションとは、2018年度に日本栄養士会でスタートした認定制度です。
当院を含め、認定事業者は「地域の皆様が栄養ケアの支援・指導を受けられる拠点」として活動しております。
お子様のお口の環境を作るためには、日々の食事内容が大切です。
当院では、医療関係者の方、介護関係者の方以外にも、一般の方に向けた栄養指導も行っています。
栄養指導のひとつとして、離乳食教室を行っています。
赤ちゃん一人ひとりに合わせた離乳食の進め方
赤ちゃんは、生後5・6ヶ月ごろに離乳食をスタートします。
一般的には月齢に応じて初期・中期・後期と食材や調理方法を変えていきますが、当院の離乳食教室では、赤ちゃんのお口の発達状況に応じて変えることをおすすめしています。
離乳食は基本的に月齢で考えて進めていきますが、赤ちゃんの発達は一人ひとり違います。
歯が生えてくるのが早い赤ちゃんもいれば、ゆっくり歯が生える赤ちゃんもいて、みんな同じように離乳食を与えるのが正解であるとは言い切れません。
離乳食は、あかちゃんのお口の発達に合わせて進めていくことが大切です。
歯科医院が主催する離乳食教室のメリット
歯科医院は赤ちゃんから大人の方まで、お口のことをよく知っている「お口の専門家」です。
歯科医院の認定栄養ケア・ステーションで行う離乳食教室のメリットは、赤ちゃんのお口や顎の発達に合わせた離乳食のご相談していただけることです。
例えば、もうすぐ1歳だけどお口の発達がゆっくりな赤ちゃんに、「月齢的には後期だから」と固めの食事を与えてしまうことはおすすめしません。
お口の発達がゆっくりですと、お口の中ですり潰すことができず、消化機能に負担をかけてしまいます。
逆に、お口の発達が早い赤ちゃんに、柔らかい離乳食ばかり与えていると、お口や顎の成長が促されません。
赤ちゃんそれぞれのお口の発達度合いを見極めて調整していくことができるのは、歯科医院の離乳食教室ならではと好評です。
赤ちゃんの様子を見ながら、お口の筋肉のトレーニングをすることもできます。
離乳食の豆知識!おすすめの食器の選び方
離乳食を与える時には、赤ちゃん用の食器選びと使い方も大切です。
赤ちゃんがはじめて口にする食事やスプーンは、赤ちゃんにとっては「異物」でしかありません。
そのため、離乳食の内容はもちろん、スプーンの大きさや厚み、材質に気を配ってあげましょう。
初めて離乳食を食べる赤ちゃんのために、シリコンを使った柔らかい素材のスプーンも市販されています。小さなお口に合うように、大人がいつも使うスプーンよりも幅が狭いものを選んであげてください。
また、最初のうちは、大人が口に離乳食を運んであげるので、持ち手が長いスプーンがおすすめです。
一人で食べられるようになってきたら、持ち手が短いお子様用のスプーンに替えてあげましょう。
このように、離乳食を進めていくときの食器は、赤ちゃんの成長に合わせて選ぶようにしてください。
離乳食の注意点!大人と食器を共有しない
赤ちゃんの離乳食に使う食器は、必ず大人の食器とは使い分けるように注意してください。
特に、スプーンやお箸、コップの共有はやめましょう。
赤ちゃんのお口には、まだむし歯菌や歯周病菌などは存在していません。
むし歯菌などが赤ちゃんのお口に入る原因のひとつに、周りの大人からの感染があります。
食べ物の口移しはもちろん、大人との食器の共用を避けることで、赤ちゃんのお口を細菌などから守ってあげましょう。
当院で行っているお子様向けの栄養指導
当院では、お子様向けの内容として、以下の内容で栄養指導を行っています。
- 離乳食教室
- 親子料理教室
- 子ども料理教室
- 子どものおやつ、食事の相談・指導など
毎日の食事やおやつの内容は、むし歯がない口腔環境を作るために大切な要素です。
お子様の離乳食やお食事でお悩みの方は、当院までご相談ください。
まとめ
歯科医院が開催する離乳食教室としての最大の特徴は、赤ちゃんのお口を観察しながら口腔筋肉のトレーニングができることです。
お口の筋肉が発達することで、食事を上手にすり潰すことができ、じゅうぶんな栄養を身体に取り込むことができるようになります。
そのため、赤ちゃんの健やかな成長のために、口腔筋肉のトレーニングをおすすめします。
認定栄養ケア・ステーションの離乳食教室と合わせて、赤ちゃんのお口の発達度合いなど気になることなどがありましたら、いつでもご相談ください。
医院名 | くりさき歯科・こども歯科 |
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院長 | 栗崎 新也 |
住所 | 〒455-0843 愛知県名古屋市港区錦町2-20 |
電話番号 | 052-381-5975 |
URL | https://www.kurisaki-dental.jp/ |
診療内容 | 一般歯科・小児歯科、マウスピース型矯正、障がい者歯科、口腔外科、歯科訪問診療・摂食嚥下リハビリテーション、予防歯科など |
概要 | 「徹底した衛生管理、最期まで美味しく安全に食事サポート、お子様が安心できる名古屋市港区、稲永駅徒歩5分の歯科・歯医者【くりさき歯科・こども歯科】地域のかかりつけ医として、地域に密着した唯一無二の歯科医療を行ってまいります。 |